老人性色素斑を消すには? 自分で治すのにおすすめ商品をご紹介!
加齢や紫外線などにより肌に現れるシミ。
この記事では、老人性色素斑の特徴や治療方法を詳しく紹介するとともに、シミ取りにおすすめの商品を紹介します。
老人性色素斑を正しく理解し、正しく向き合う。
老人性色素斑とは?
皮膚にできるシミの中でも特に多いのが老人性色素斑です。
年齢を重ねるごとに肌の代謝(ターンオーバー)が低下するため、シミの元となるメラニン色素が排出されずに肌に留まってしまうことが原因とされています。
また、紫外線(日光)を浴び過ぎてメラニン色素が過剰に生成されてしまうことも原因のひとつであるため、「日光性黒子」とも呼ばれています。
名前には「老人性」とありますが、紫外線を浴びる機会が多ければ20代の方の肌にも現れてしまうため、適切なケアをすることが大切です。
老人性色素斑の特徴は以下の通りです。
- 色は茶色や薄い黒色、形や大きさは不定形
- 紫外線に当たりやすい場所(顔、手、腕、デコルテなど)で老人性色素斑が発生しやすい
- 40代以降によく見られるが、紫外線を浴びる機会が多ければ20代前後でも現れる
- 徐々に大きくなったり色が濃くなることがある
老人性色素斑と似ている症状
シミにはいくつかの種類がありますが、中でも老人性色素斑と間違いやすいのが以下の3つです。
- 脂漏性角化症
- そばかす(雀卵斑)
- 肝斑
それぞれの症状の特徴を簡単に解説していくので、見分ける際の参考にしてみてください。
脂漏性角化症
見た目は老人性色素斑とよく似ていますが、触ってみると盛り上がってイボ状になっています。
良性腫瘍に該当し、老人性色素斑から脂漏性角化症に変化することも少なくありません。
シミが徐々に大きく膨れた場合は、脂漏性角化症である可能性が高いでしょう。
そばかす(雀卵斑)
そばかす(雀卵斑)は遺伝性のシミで、1~5mmほどの細かなシミが左右の頬や鼻の辺りに現れます。
老人性色素斑との大きな違いは、幼少期から思春期の年代に多く見られるという点です。
肝斑
肝斑は老人性色素斑と見た目が一番似ており、紫外線や女性ホルモンの影響を受けて発生すると言われています。
ただし、肝斑は頬骨や目尻に左右対称に現れるという特徴があるため、老人性色素斑と見分ける場合には左右対称であるかどうかに注目しましょう。
老人性色素斑を消す方法
老人性色素斑を消す方法には、大きく分けて以下の二つがあります。
- レーザーなどによる治療
⇒老人性色素斑を手早く完全に消したい方におすすめ - 外用薬による治療
⇒あまりお金をかけず自分で治したい方におすすめ
それぞれの治療法についてメリット・デメリットなども踏まえて解説していきます。
レーザーなどによる治療
手早く完全にシミを消したい場合には、美容クリニックなどでレーザーなどによる施術が必要になります。
老人性色素斑を消すには、主に以下のレーザー治療が行われることが多いです。
QスイッチYAGレーザー | レーザートーニング | |
費用相場 | 5,000円~11万円程度 | 8,000円~7万円程度 |
特徴 | ・1回で高いシミ消し効果 ・ダウンタイムが長い |
・複数回の施術が必要 ・ダウンタイムは短め |
レーザー治療はシミ取りに高い効果を発揮しますが、シミの範囲や数によって治療費が数万円と高額になってしまうのが難点。
レーザーなどによる治療には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | ・シミを完全に消せる ・場合によっては1回の施術で完了する |
デメリット | ・費用が高い ・通院の手間がかかる ・失敗する可能性もある |
老人性色素斑は治療薬でも十分治療可能とされているため、費用を抑えたい方や予防目的で使用したい方には外用薬や内服薬がおすすめです。
外用薬による治療
外用薬を用いた治療では、一般的に以下の2つの有効成分を含む薬が使用されます。
- ハイドロキノン
⇒メラニン色素の生成を抑制し、シミを薄くする
- トレチノイン
⇒肌のターンオーバーを促し、肌が生まれ変わるのを助ける
どちらか片方でも効果はありますがそれぞれ作用が異なるため、併用することでより高いシミ消し効果を発揮します。
また、内服薬であるトラネキサム酸、ビタミンCなどと併用することでより高い効果が期待できるでしょう。
外用薬による治療には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | ・クリニックよりも安価で治療可能 ・通院の手間がかからない ・海外通販なら処方薬も買える |
デメリット | ・効果が出るまでに時間がかかる ・完全に消せるとは限らない |
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老人性色素斑を予防するには
老人性色素斑は治療によって薄くしたり消したりすることができますが、新たなシミが発生しないように日頃から予防しておくことが大切です。
ここからは、老人性色素斑の予防の基本をいくつかご紹介します。
紫外線対策を徹底する
老人性色素斑に限らず、シミのほとんどは紫外線を過剰に浴びることで発生してしまいます。
シミの正体であるメラニン色素を生成させないためには、毎日の紫外線対策が必須です。
また、外用薬のハイドロキノンやトレチノインは、紫外線に当たるとかえってシミが濃くなってしまいます。
外用薬を塗布した後はきちんと日焼け止めを塗るようにしましょう。
塗るタイプの日焼け止めでも十分ですが、塗りムラがあったり汗や水分で落ちてしまう可能性もあるため、心配な方は飲む日焼け止めで徹底的に紫外線対策を行うのがおすすめです。
生活習慣を整える
シミは、黒くなったメラニン色素が皮膚の中に留まってしまうことで発生します。
しかし、肌のターンオーバーがきちんと行われていれば、メラニン色素は表皮と共に剥がれ落ちると言われています。
ターンオーバーのサイクルが乱れていると、メラニン色素の排出がスムーズに行われないため、たとえ治療を行っても効果が出るまでに時間がかかってしまうでしょう。
肌のターンオーバーが正常に行われなくなる原因のひとつとして、生活習慣の乱れが関係します。
睡眠不足や偏った食事、ストレスはお肌にも悪影響を与えるため、規則正しい生活を心がけましょう。
正しいスキンケアをする
老人性色素斑をはじめとするシミは、治療薬を使っていれば他には何もしなくても良いというものではありません。
メイクや汚れをきちんと落とし、化粧水や美容液などで保湿や栄養補給をすることが大切です。
メイクが落としきれていなかったり、過剰な洗顔や摩擦で肌に刺激を与えてしまうことは、肌のターンオーバーの乱れにも繋がります。
洗顔も含め、正しい方法でスキンケアを行いましょう。
美白化粧品を使用する
市販されている美白化粧品に老人性色素斑などのシミを消す直接的な効果はありませんが、シミの予防など美白に効果的な成分が配合されています。
普段の食事だけでは十分に摂取しきれない成分を補ってくれますので、お肌の健康のために使って損はありません。
ただし、美容成分の含有量が少なかったりと病院で処方される治療薬とは異なりますので、あくまで予防目的で使用しましょう。
まとめ
老人性色素斑は治療可能なシミです。
ハイドロキノンやトレチノイン、トラネキサム酸といった成分が効果的です。
治療薬は病院で処方してもらう以外にも、海外通販で手軽に購入することができますので、ぜひ試してみてください。
ただし、紫外線を過剰に浴びることや、ホルモンバランス・生活習慣の乱れによって治療がスムーズに行われなくなるため、お肌に優しい生活を心がけることも大切です。
正しい治療とスキンケアで、白くて美しい肌を取り戻しましょう。
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