ED(勃起不全)とは?
ED(勃起不全)とは、「勃起機能の低下」を意味する英語Erectile Dysfunctionの略です。
性的な興奮は神経を介してペニスに伝わります。すると、ペニスにある陰茎海綿体の動脈は大きく拡がり、陰茎海綿体に十分に血液を送ることができます。これがいわゆる「勃起」といわれる状態です。もし、神経と血管のどちらかが、または両方が正常に働かなくなると、結果として陰茎海綿体に十分な血液が流れ込まず、「十分な勃起が得られない=ED」が起こりやすくなります。
勃起が起こらない、硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもED(勃起不全)となります。「満足な性交」が行えるだけ勃起しているかどうかはEDの診断の鍵となります。
世界的に見るとEDの発症率は年齢によって上昇していきます。全年齢で見るとどの国においても10~20%台と大きな差が出なかった一方、34.5%と群を抜いてEDの発症率が高かった国があります。それが日本です。
国内には潜在的な患者数が1130万人に上ると言われており、40歳以上の男性の半数以上が何らかの症状を抱えていると言われています。また、年齢が上がればが上がるほど有病率が高くなる傾向が見られています。
ED(勃起不全)は身近な疾患と言えるのではないでしょうか?