シアリスの効果
シアリスは世界シェアNo.1のED治療薬です。「ウィークエンドピル」と呼ばれ、これまでのED治療薬にはない様々なメリットを持つため高い人気があります。しかし、安全に服用するには守らなければならないことも。そこで今回は、シアリスの特徴と使用上の注意点について詳しく解説します。
┃1、シアリスとは
シアリスはバイアグラ、レビトラに次ぐED治療薬の1つ。2007年の販売開始以来高い人気を誇ってきました。現在販売されている3種類のED治療薬の中で、世界シェアはNo.1です。1.1シアリスの有効成分
タダラフィルは、血管の拡張に関わる「PDE5」と呼ばれる酵素の働きを阻害する働きを持ちます。
現在、日本国内で製造販売されているシアリスは、このタダラフィルを5㎎、10㎎、20㎎含む3つのタイプがあります。一日に摂取できる上限は20㎎まで。症状に合わせて3つのタイプから最も効果が合った用量のものを服用します。
1.2作用機序
EDは性交時にPDE5が増えすぎることで、cGMPが分解され勃起が妨げられて起こります。そこで、このPDE5の働きを抑えることにより、cGMPを増やし勃起の状態を維持しようとするのが、シアリスを含めたED治療薬の作用機序(効果を生み出す仕組み)です。
┃2、シアリスの特徴・効果
シアリスには「効果時間の長さ」「効果ピーク時間が長い」「食事の影響を受けにくい」という3つの大きなメリットがあります。こうしたメリットから、タイミングを気にせず服用できるのはシアリスの大きな魅力です。
2.1効果持続時間が長い
10mgで24時間、20mgで30~36時間、効果が持続しますシアリスの最大の特徴は、何と言っても効果持続時間が非常に長いことです。
バイアグラやレビトラなど従来のED治療薬は即効性に優れている反面、効果持続時間はせいぜい4~8時間と短めでした。
しかも、ED治療薬は安全のためにも1日に1回しか服用することはできません。そのため、効果持続時間が短いバイアグラやレビトラは服用のタイミングに注意する必要があります。また、連続で服用するときは24時間の間隔が必要であるため、一日に複数回性行為をする方には不向きな薬でした。
一方、シアリスの効果は服用した翌日も続くため、服用のタイミングにそこまで気を遣う必要がありません。
2.2効果ピーク時間の幅が広い
シアリスの製造販売元である日本イーライリリー株式会社が公表するデータによれば、シアリスの血中濃度が最高になるのは服用してから約3時間。しかし、体内で分解されるスピードが緩やかであるため、長い時間一定の血中濃度をキープします。
高い効果を得ることができる時間の幅が広いのもシアリスの人気の秘訣と言えるでしょう。
2.3食事内容が効果にあまり影響しない
食事の影響をほとんど受けないのもシアリスの大きなメリットの一つです。
バイアグラやレビトラは食事の影響を受けやすいという性質があり、特に脂肪分の多い食事の前後に服用すると、有効成分の吸収率が大きく低下するのが特徴でした。空腹時に服用するのが望ましいため、食事の後に性行為という一般的な流れのデートにはやや不向きな部分があります。
シアリスはこのようなデメリットを解決すべく、食事の影響を受けにくいように開発。服用前後の食事にあまり注意することなく自由なタイミングで使用できるのもうれしい特徴です。
┃3、シアリスの副作用
シアリスの副作用として考えられるのは、主に頭痛、紅潮、ほてり、消化不良です。シアリスに限らず、全てのED治療薬で胸やけなどの消化不良が起きる可能性はあります。発生頻度は高くありませんが、副作用が気になる場合は担当医へ相談してみてください。
3.1頭痛
シアリスは陰茎の血管を拡げることで血流をアップさせ、自然に近い勃起を促す作用があります。しかし、この「血管を拡げる」作用は陰茎だけでなく身体の様々な部位に及びます。
頭の血管が拡がると、周辺を走行する細かい神経を刺激することでズキズキとして頭痛を引き起こすことがあるのです。
シアリスによる頭痛は、薬の効果が薄れていくにしたがって自然に改善していきます。性行為に支障を来すような強い頭痛が生じることはほとんどありませんが、気になる場合は市販の頭痛薬で対処しましょう。
3.2紅潮・ほてり
シアリスの血管拡張作用は全身のさまざまな部位に及びます。顔の血管に及ぶと、顔の血流が増加するため紅潮やほてりなどを引き起こすことがあります。
紅潮やほてりなどの副作用は基本的に身体にダメージを与えるものではありません。しかし、シアリスの効果は長く続くため性行為を終えた後も症状が続くときは、顔を冷やす・空調で室温を調節する・薄着にするなどの対策をしてみましょう。
3.3消化不良
シアリスの血管拡張作用は胃や腸などの消化管の粘膜にも及ぶため、服用後に消化不良が生じることもあります。消化管の粘膜への血流が増加して粘膜にむくみが生じると、飲食物の消化スピードが低下してしまいます。その結果、消化不良を引き起こし、胸やけや吐き気、胃部不快感などの症状を引き起こすのです。
このような症状が現れたときは、身体を冷まして過剰な血行を抑えてみましょう。どうしても胸やけなどの症状が治まらない時は、市販の胃薬などを使用するのもおすすめです。
┃4、シアリス服用の注意点

シアリスは3つのED治療薬の中では強い副作用が現れにくいとはいえ、使用した方の約3割に何らかの副作用が現れるとのこと。また、使用方法を誤ると思わぬ重篤な副作用を招くことも少なくありません。
シアリスを安全に服用するには、次のようなことに注意しましょう。
シアリス服用の主な注意点
- シアリスと併用できない薬を飲んでいないか
- シアリスを服用できない病気がないか
- グレープフルーツジュースと一緒に飲まない
- 過度な飲酒中の服用は避け
シアリスは普段から服用している薬の種類や過去・現在かかっている病気によっては「服用してはならない」ケースもあります。該当する方が誤って服用してしまうと、最悪の場合に係わることもあるので注意が必要です。
現在、シアリスを入手するには医師の診察を受けた上で処方箋を発行してもらう必要があります。診察を受けた際には、普段飲んでいる薬や病気の有無を正しく伝えるようにしましょう。